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かごしま整体 心晴。|店舗情報
かごしま整体 心晴。
〒892-0847
鹿児島県鹿児島市西千石町13-6-101
天文館エリア・高見馬場電停から徒歩5分/鹿児島中央駅から徒歩17分
TEL:070-4066-9879
営業時間:9:00〜20:00
定休日:不定休

後頭部の頭痛で目の奥まで痛い原因|首から来る眼精疲労

後頭部の頭痛と目の奥の痛みが首から伝わる仕組みを示す医療教育画像
目次

目薬でも取れない「目の奥の重さ」、後頭部から来ていませんか

パソコン作業のあと、後頭部がずっしり重くなり、そのまま目の奥までジーンと痛くなる。

目を閉じて休んでも、目薬をさしても、あの奥のほうの重さだけが取れない

鹿児島市の当院にも、こうしたお悩みで来院されるデスクワークの方が少なくありません。

「眼精疲労だと思って眼科に行ったら、目には異常がないと言われた」
「頭痛薬を飲んでも、頭皮のピリピリした痛みが残る」
「結局、何科に行けばいいのか分からない」。

もし心当たりがあるなら、その症状の出発点は目ではなく、首の後ろにあるのかもしれません。この記事では、後頭部の頭痛と目の奥の痛みがつながるしくみを、理学療法士が順を追って解説します。

結論:目の奥の痛みは、首の後ろで締めつけられた神経から来ていることがあります

後頭部の頭痛と目の奥の痛みは、首の後ろで締めつけられた神経の刺激が、目の周囲の感覚として伝わって起こることがあります。

後頭部の頭皮の感覚を伝える「大後頭神経」という神経は、首の後ろの筋肉の間を通って頭皮へ抜けていきます。

猫背やストレートネックでこの筋肉が硬くなると、通り道で神経が締めつけられて後頭部に痛みが出ることがあり、これは「後頭神経痛」と呼ばれます。

さらに、後頭部と顔の感覚を伝える神経は脳の同じ場所で合流しているため、後頭部からの刺激が「目の奥の痛み」や「前頭部の重さ」として感じられることがあるのです。

ただし、大切な順序がひとつあります。目の奥の痛みが続く場合は、まず眼科で目そのものの状態を確認してからにしてください。

目の病気が関わっていないと分かったうえで、それでも残る痛みについて「首から来ている可能性」を考える——この順番が安全です。

こんな症状に心当たりはありませんか

  • パソコン作業のあと、後頭部が重くなり、そのまま目の奥まで痛くなる
  • 目を休めても、目薬を使っても、目の奥の重さが取れない
  • 後頭部から頭頂部へ、ピリッと電気が走るような痛みが出ることがある
  • 首の付け根に、押すと頭のほうへ響く一点がある
  • 症状が片側に出ることが多い
  • 眼科では「目に異常はない」と言われた

よく似た頭痛との違いを整理すると、次のようになります。

首から来る頭痛(後頭神経痛など)緊張型頭痛片頭痛
痛みの質ピリッと走る・後頭部の重さ+目の奥の痛み頭全体の締めつけ感ズキンズキンと拍動する
出やすい場所片側の後頭部〜頭頂部・目の奥両側・頭全体片側のこめかみが多い
特徴首の付け根を押すと頭に響く・姿勢や首の動きで変わる肩や首のこりを伴いやすい動くと悪化・光や音に敏感・吐き気を伴うことも

実際には複数のタイプが重なっている方もいます。締めつけ感が主体の頭痛については緊張型頭痛の原因で詳しく解説しています。自己判断が難しいときは、専門家に相談してみてください。

なぜ首の後ろから「目の奥の痛み」が生まれるのか

首の後ろから後頭部と目の奥へ痛みが伝わる仕組みを4段階で示した図解
頭が前に出て首の後ろが支え続けると、大後頭神経への刺激が後頭部や目の奥の痛みとして感じられることがあります。

姿勢から目の奥の痛みまで、一本の流れでつながっています。順番に見ていきましょう。

①猫背・ストレートネックで頭が前に出る

デスクワークやスマートフォンの操作が続くと、背中が丸まり、頭が体より前へ移動します。頭はボウリングの球ほどの重さがあるため、前に出るほど、首の後ろにかかる負担は大きくなります。

②首の後ろの筋肉が「引き伸ばされながら」支え続ける

前に出た頭が落ちないよう、首の後ろの筋肉(僧帽筋上部や頭半棘筋など)は、引き伸ばされながら力を出し続けることになります。坂道を下りるときの太ももと同じ働き方です。縮んで力を出すのではなく、伸ばされながらブレーキをかけ続けるため、緩む時間がなく、張りがいつまでも抜けません。

③硬くなった筋肉の間で、大後頭神経が締めつけられる

後頭部の頭皮へ向かう大後頭神経は、この首の後ろの筋肉や腱膜を貫いて表面に抜けていきます。通り道である筋肉が張り続けて硬くなると、神経がそこで締めつけられ、後頭部から頭頂部にかけてのピリッとした痛みや頭皮の違和感として現れます。これが「後頭神経痛」と呼ばれる状態です。

④後頭部への刺激が「目の奥の痛み」として感じられる

ここが今回の核心です。後頭部の感覚を伝える神経と、目のまわりを含む顔の感覚を伝える神経は、脳の同じ場所で合流しています。そのため、後頭部から入り続けた刺激を、脳が「目の奥の痛み」「前頭部の重さ」として受け取ることがあるのです。目を休めても目薬を使っても変わらないのは、痛みの出発点が目ではなく、姿勢と首の後ろにあるから——そう考えると、つじつまが合う方が少なくありません。


医学的な根拠|首由来の頭痛と保存的ケア

首由来の頭痛に対する保存的ケアの研究と医療機関へ相談するサインの図解
首由来の頭痛では保存的ケアが選択肢になる場合があります。突然の激しい頭痛や発熱、しびれ、急な視力低下がある場合は医療機関を優先してください。

首の不調に対する徒手療法をまとめたアンブレラレビュー(Reynolds ら, 2024, Journal of Manual & Manipulative Therapy)では、35件のシステマティックレビューを統合し、首由来の頭痛(頚原性頭痛)に対して頚椎へのモビライゼーション・軟部組織への徒手療法・運動療法との組み合わせが、痛みと機能の短期的な改善において高い確信度で支持されると報告されています(PMID: 39607420)。

また、首の痛みに関する総説(Cohen, 2015, Mayo Clinic Proceedings)では、首の痛みの年間有病率は30%を超えること、画像検査では無症状の人にも異常所見が多く見られること(=画像と症状は必ずしも一致しないこと)、そして運動が有益であることが整理されています(PMID: 25659245)。「検査で異常なし」と言われた首や後頭部の症状に、姿勢や筋肉への保存的なアプローチを考える根拠になる知見です。

自宅と職場でできるセルフケア

後頭部と目の奥の痛みに対する画面調整姿勢リセット温熱と休息の方法
画面の高さや頭の位置を見直し、首の付け根を温め、目と首を一緒に休めましょう。痛みが強い、続く場合は医療機関へ相談してください。

①画面の高さを目線に近づける

頭が前に出る時間そのものを減らすのが出発点です。モニターの上端が目の高さ付近に来るよう調整し、ノートパソコンはスタンドで底上げしましょう。画面が低いほど、頭は前へ引き出されます。

②1時間に1回、頭を背骨の上に戻す

胸を軽く開き、後頭部を斜め上へ引き上げるイメージで、頭を背骨の真上に戻します。数回の深呼吸をセットにすると、支え続けていた首の後ろの筋肉に「緩む時間」を作れます。ブレーキをかけっぱなしの筋肉には、休ませる合図が必要です。

③首の付け根を温める

蒸しタオルなどで首の付け根(髪の生え際の下あたり)を温めると、硬くなった筋肉の血流が促され、神経の通り道の緊張がやわらぎやすくなります。目もとだけでなく、後頭部側も温めてみてください。首の付け根の痛みへの対処は首の付け根が痛い頭痛の原因でも詳しく紹介しています。

④「目を休める」に「首を休める」を足す

休憩のたびに目だけを閉じるのではなく、椅子の背にもたれて頭の重さを預ける時間を作りましょう。目の疲れと頭痛の関係そのものは眼精疲労が頭痛を引き起こす理由で解説していますが、目のケアと首のケアは両輪です。


医療機関へ相談すべきサイン

まずお伝えしたいのは受診の順序です。目の奥の痛みが続く場合は、先に眼科で目そのものの状態を確認してください。緑内障をはじめ、目の病気でも目の奥の痛みは起こります。目に問題がないことを確かめたうえで、首から来ている可能性を検討する——この順番を飛ばさないことが大切です。

また、次のような頭痛は緊急性の高い病気のサインである可能性があります。整体でのケアの対象ではありませんので、ただちに医療機関を受診してください。

  • 雷が鳴ったような、突然の激しい頭痛
  • 発熱や首の硬さを伴う頭痛
  • 手足のしびれ・麻痺、ろれつが回らない、ものが二重に見えるなどを伴う頭痛
  • 今までに経験したことのない強さ・性質の頭痛
  • 急に視力が落ちた、視野が欠けた(目の症状が急に進む場合はただちに眼科へ)

当院の施術アプローチ|「目の奥」ではなく出発点の首から評価します

後頭部と目の奥の痛みで頭の位置首の筋肉圧痛肩甲骨を理学療法士が確認する画像
当院では、目ではなく、痛みの出発点になりやすい頭の位置・首の後ろの筋肉・首の付け根の圧痛・肩甲骨の動きを確認します。

かごしま整体 心晴。(鹿児島市)では、理学療法士が、頭の位置・首の後ろの筋肉の状態・首の付け根の圧痛(押すと頭に響く点があるか)・肩甲骨の動きまで含めて評価します。「目の奥が痛い」という訴えでも、確認するのは目ではなく、痛みの出発点になりやすい姿勢と首の後ろです。

施術では、硬くなった首の後ろや後頭部の付け根の筋肉をやわらげるアプローチに加えて、頭が前に出にくい姿勢づくり・デスク環境の調整・ご自宅でのセルフケアまでお伝えします。支え続けてきた筋肉の負担を減らすことが、後頭部と目の奥の症状をくり返さないための土台になると考えているからです。

よくある質問

後頭部の頭痛と目の奥の痛み、何科に行けばいいですか?

まず眼科で目そのものの状態を確認することをおすすめします。目に異常がなく症状が続く場合は、脳神経内科・脳神経外科や整形外科で頭痛や首の評価を受ける流れが安心です。そのうえで、姿勢や筋肉が関わるタイプであれば、整体でのケアも選択肢になります。

頭痛薬を飲んでも頭皮のピリピリが残るのはなぜですか?

神経が筋肉に締めつけられて出る痛みでは、筋肉の張りという原因側が残っている限り、症状がぶり返しやすいと考えられます。薬で一時的に楽になっても繰り返す場合は、姿勢や首の後ろの状態を見直す価値があります。薬の使い方そのものは医師・薬剤師にご相談ください。

後頭神経痛は治りますか?

経過には個人差がありますが、姿勢や首の後ろの筋肉の張りが関わっているタイプでは、通り道の負担を減らすことで症状が落ち着いていく方が多くいらっしゃいます。強い痛みが続く場合や繰り返す場合は、医療機関での確認と並行して取り組むのがおすすめです。

ホットアイマスクは意味がありますか?

目もとを温めること自体はリラックスにつながります。ただ、首から来ているタイプでは目もとだけでは変わりにくいため、首の付け根側も温める、作業姿勢を見直すといった「出発点へのケア」をあわせて行うことをおすすめします。

まとめ:後頭部の頭痛と目の奥の痛みは「出発点」から見直す

  • 猫背・ストレートネックで頭が前に出ると、首の後ろの筋肉が引き伸ばされながら支え続け、張りが抜けなくなる
  • 硬くなった筋肉の通り道で大後頭神経が締めつけられ、後頭部の痛み(後頭神経痛)につながることがある
  • 後頭部と顔の感覚を伝える神経は脳の同じ場所で合流しているため、目の奥の痛みとして感じられることがある
  • 目の奥の痛みが続くときは、まず眼科で目の状態を確認してから、首の可能性を検討する

「眼精疲労だと思っていたのに、目を休めても変わらない」——その行き止まりの手前に、姿勢と首の後ろという見落とされやすい出発点があります。何科に行けばいいか分からないまま我慢している方は、一度体の状態を確認することから始めてみませんか。当院でも、デスクワークによる後頭部と目の奥のつらさのご相談を承っています。

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