肩こりから頭痛が起きる原因とは?見落とされやすい体の問題を理学療法士が解説【鹿児島市】

・肩こりがひどくなると頭痛がセットで起きる
・こめかみや後頭部がズーンと重くなる
・マッサージしても翌日にはまた痛い
・頭痛薬を飲む回数が増えている
・病院で検査しても「異常なし」と言われた
・デスクワークの夕方になると決まって頭が痛い
このようなお悩みはありませんか?
鹿児島市でも
「肩こりからくる頭痛がつらい」
「薬を飲んでも根本的に良くならない」
というご相談は非常に多いです。
実は👇
👉 肩こりから起きる頭痛は「肩だけ」が原因ではありません
首の筋肉・筋膜の連鎖・頸椎の動き・自律神経のバランスなど、
複数の要因が重なって頭痛を引き起こしています。
この記事では理学療法士の視点から
・肩こりと頭痛がセットで起きるメカニズム
・見落とされやすい本当の原因
・自分でできる改善ステップ
をわかりやすく解説します。
結論
👉 肩こりからくる頭痛の多くは「緊張型頭痛」であり、首・肩周囲の筋肉や筋膜の問題が原因です
👉 肩だけを揉んでも改善しにくく、頸椎・筋膜・自律神経を含めた「全体のバランス」を整えることが重要です

肩こりと頭痛の関係|どんな人に多い?

肩こりから頭痛が起きやすい方には、以下の特徴があります👇
- 長時間のデスクワークやスマホ操作が多い
- 猫背・巻き肩・ストレートネックの傾向がある
- 肩や首のマッサージで一時的に楽になるが繰り返す
- ストレスや睡眠不足が続いている
- 頭痛は「こめかみ」「後頭部」「目の奥」に出やすい
👉 このタイプの頭痛は医学的に「緊張型頭痛(Tension-type headache)」と呼ばれ、
頭痛全体の約70%を占める最も多いタイプです。
首から肩にかけての筋肉が持続的に緊張することで、
頭部への血流や神経に影響が及び、頭痛として症状が出現します。
肩こりから頭痛が起きる原因|見落とされやすい4つのメカニズム
■ 原因①:後頭下筋群の過緊張

頭蓋骨と首の境目にある「後頭下筋群」は、頭の位置を微調整する小さな筋肉群です。
👉 スマホやパソコン作業で頭が前に出た姿勢が続くと、この筋肉が常に緊張した状態になります。
後頭下筋群は大後頭神経と密接な関係があり、
この筋肉の緊張が神経を圧迫・刺激することで
👉 後頭部からこめかみにかけての頭痛を引き起こします。
■ 原因②:筋膜連鎖による頭部への影響

筋膜とは、筋肉を包む薄い膜のことです。
この筋膜は全身でつながっており、一部の緊張が離れた部位にまで影響を及ぼします。
👉 肩こりの場合、肩周囲の筋膜の硬さが首→後頭部→側頭部へと伝わり、頭痛の原因となります。
特に「浅層バックライン(Superficial Back Line)」と呼ばれる筋膜ラインは、
ふくらはぎから背中・首を通って頭頂部まで一本につながっています。
👉 肩だけを揉んでも頭痛が治らない理由は、この筋膜連鎖が関係していることが多いのです。
■ 原因③:頸椎(首の骨)の動きの問題

頸椎、特に上位頸椎(C1-C3)は頭痛と深い関係があります。
👉 この部分の関節の動きが悪くなると、
周囲の筋肉が代償的に過緊張を起こし、頭痛を誘発します。
特にC2-C3の関節機能障害は「頸原性頭痛」の主要な原因として知られており、
鹿児島市でもデスクワーカーに多く見られる問題です。
■ 原因④:自律神経の乱れ

肩こりが慢性化すると、交感神経が優位な状態が続きやすくなります。
👉 交感神経が優位になると
・血管が収縮し頭部への血流が低下
・筋肉の緊張がさらに高まる
・痛みに対する感受性が上がる
このように肩こりと自律神経の乱れが悪循環を形成し、
頭痛が慢性化・頻発しやすくなります。
研究エビデンス|肩こりと頭痛の関連を示す研究

🔍 エビデンス①:首の奥の筋肉と頭痛の関連性
- 論文: Fernández-de-las-Peñas C, et al. “Myofascial trigger points in the suboccipital muscles in episodic tension-type headache.” (日本語訳:反復発作性緊張型頭痛における後頭下筋群の筋膜トリガーポイント)
- 掲載誌: Manual Therapy. 2006;11(3):225-230.
- リンク: PubMed (PMID: 16863699)
- 要約: 緊張型頭痛患者の後頭下筋群(首の奥の筋肉)にトリガーポイント(痛みの引き金となる硬結)が高頻度で存在し、頭痛の再現パターンと一致することが報告されています。
- エビデンスレベル: ★★★☆☆(横断研究)
🔍 エビデンス②:徒手療法(マッサージ等の手技)の有効性
- 論文: Castien RF, et al. “Effectiveness of manual therapy for chronic tension-type headache: a pragmatic, randomised, clinical trial.” (日本語訳:慢性緊張型頭痛に対する徒手療法の有効性:実用的なランダム化臨床試験)
- 掲載誌: Cephalalgia. 2011;31(2):133-143.
- リンク: PubMed (PMID: 20647241)
- 要約: 慢性的な緊張型頭痛に対する徒手療法(マニュアルセラピー)が、通常のケアよりも頭痛の頻度と強度を有意に減少させたことが示されています。
- エビデンスレベル: ★★★★☆(ランダム化比較試験)
🔍 エビデンス③:トリガーポイントと痛みのメカニズム
- 論文: Fernández-de-las-Peñas C, Arendt-Nielsen L, et al. “Myofascial Head Pain.” (日本語訳:筋膜性の頭痛について)
- 掲載誌: Current Pain and Headache Reports. 2015;19(7):28.
- リンク: PubMed (PMID: 26049772)
- 要約: 筋膜トリガーポイントからの関連痛が頭痛を含む多くの痛み症候群に関与するメカニズムや、中枢神経の感作(脳が痛みに敏感になる状態)についてレビューされています。
- エビデンスレベル: ★★★★☆(システマティックレビュー / ナラティブレビュー)
🔍 エビデンス④:緊張型頭痛の複合的な原因(最新レビュー・最強枠)
- 論文: Ashina S, et al. “Tension-type headache.” (日本語訳:緊張型頭痛)
- 掲載誌: Nature Reviews Disease Primers. 2021;7(1):24.
- リンク: Nature (https://www.nature.com/articles/s41572-021-00257-2)
- 要約: 緊張型頭痛は、単なる筋肉の疲労だけでなく、①首や肩の筋緊張、②痛みに敏感になってしまう脳の状態(中枢感作)、③心理的ストレスなどが複雑に絡み合って発生するメカニズムが体系的に整理されています。
- エビデンスレベル: ★★★★★(包括的レビュー・ガイドライン級)
肩こり頭痛を改善するための3ステップ

ステップ①:後頭部リリース(後頭下筋群をゆるめる)
👉 やり方:
① 仰向けに寝て、両手の指先を後頭部の骨のキワに当てる
② 指先で軽く圧をかけたまま、ゆっくりうなずくように顎を引く
③ 10秒キープ × 5回
⚠️ 強く押しすぎないこと。痛気持ちいい程度が目安です。
ステップ②:首の側屈ストレッチ(僧帽筋上部をゆるめる)
👉 やり方:
① 椅子に座り、右手で左側の頭を軽く押さえる
② ゆっくり右耳を右肩に近づけるように傾ける
③ 左の首〜肩が伸びるのを感じたら20秒キープ
④ 反対側も同様に行う × 各3回
⚠️ 肩が上がらないよう注意しましょう。
ステップ③:呼吸エクササイズ(自律神経を整える)
👉 やり方:
① 楽な姿勢で座る(または仰向け)
② 鼻から4秒かけて息を吸う
③ 口から8秒かけてゆっくり吐く
④ 5〜10回繰り返す
👉 呼吸を整えることで副交感神経が優位になり、
筋肉の緊張が和らぎ、頭痛の予防につながります。
当院の施術|肩こり頭痛へのアプローチ

鹿児島市の整体院 心晴。では、肩こりからくる頭痛に対して
「痛い場所を揉む」だけではないアプローチを行います。
👉 他院との違い
- 理学療法士が全身の動きと姿勢を評価
- 頸椎・筋膜・自律神経を含めた多角的な検査
- 原因に合わせたオーダーメイドの施術プラン
- セルフケア指導で再発予防までサポート
👉 施術の流れ
① 検査・評価:姿勢分析・頸椎の動き・筋膜の硬さ・トリガーポイントの確認
② 施術:後頭下筋群のリリース・頸椎モビライゼーション・筋膜リリース
③ セルフケア指導:ご自宅でできるストレッチと生活習慣のアドバイス
④ 経過観察:状態に合わせた通院計画のご提案
まとめ
肩こりからくる頭痛は、肩だけの問題ではありません。
👉 後頭下筋群の過緊張
👉 筋膜連鎖による頭部への影響
👉 頸椎の動きの問題
👉 自律神経の乱れ
これらが複合的に関わることで、頭痛が繰り返されます。
👉 薬で一時的に抑えるだけでなく、
根本的な原因にアプローチすることで改善を目指しましょう。
鹿児島市で肩こり・頭痛にお悩みの方は、
ぜひ一度ご相談ください。

よくある質問(FAQ)
Q. 肩こりからくる頭痛と片頭痛はどう違いますか?
👉 肩こりからくる頭痛(緊張型頭痛)は、頭全体や後頭部が締め付けられるような鈍い痛みが特徴です。片頭痛はズキズキと拍動性の痛みで、光や音に敏感になることがあります。ただし両方が併存することもあるため、症状が強い場合は医療機関への受診をおすすめします。
Q. 頭痛薬を飲み続けても大丈夫ですか?
👉 頭痛薬は症状を一時的に緩和しますが、月に10日以上服用すると「薬物乱用頭痛」を引き起こすリスクがあります。薬に頼りすぎず、原因へのアプローチを並行して行うことが大切です。
Q. 肩こり頭痛は整体で改善できますか?
👉 筋肉や筋膜、関節の問題が原因の場合は、整体での改善が期待できます。当院では理学療法士が原因を評価した上で施術を行うため、的確なアプローチが可能です。
Q. どのくらいの頻度で通えばいいですか?
👉 症状の程度によりますが、最初は週1回程度をおすすめしています。状態が安定してきたら2週に1回、月1回とペースを広げていきます。
Q. セルフケアだけで頭痛は治りますか?
👉 軽度の場合はセルフケアで改善することもあります。ただし、頸椎の問題や筋膜の癒着が強い場合は、専門家による施術が必要なケースもあります。まずはセルフケアを試し、改善が見られない場合はご相談ください。
参考文献・引用元
- Fernández-de-las-Peñas C, et al. (2006) “Myofascial trigger points in the suboccipital muscles in episodic tension-type headache.” (反復発作性緊張型頭痛における後頭下筋群の筋膜トリガーポイント) Manual Therapy, 11(3), 225-230. PubMed (PMID: 16863699)
- Castien RF, et al. (2011) “Effectiveness of manual therapy for chronic tension-type headache: a pragmatic, randomised, clinical trial.” (慢性緊張型頭痛に対する徒手療法の有効性:実用的なランダム化臨床試験)Cephalalgia, 31(2), 133-143. PubMed (PMID: 20647241)
- Fernández-de-las-Peñas C, Arendt-Nielsen L, et al. (2015) “Myofascial Head Pain.” (筋膜性の頭痛について) Current Pain and Headache Reports, 19(7), 28. PubMed (PMID: 26049772)
- Ashina S, et al. (2021) “Tension-type headache.” (緊張型頭痛) Nature Reviews Disease Primers, 7(1), 24.Nature
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